皆さん、車は入りません。車がないと生活ができない?なぜそんなところに住んでいるんですか。
人には色々事情があるんだから仕方ない。そう言う割には、ワクワクしながら車を選んでますね。
せっかく買うのだからワクワクして選んで何が悪い。必要にかられて買うのであれば、30万円の中古車でもいいのではないですか。
多くの人は何だかんだ言い訳をして車を買います。今一度、本当に車が必要なのか考えてみませんか。
この記事では、車の所有を見直すためのものになります。
結論:車を買うことは分不相応
言い方が悪いかもしれませんが、車を買うことは分不相応です。
日本人の平均年収が、国税庁の調査によると約458万円。この数字は単身世帯や家族世帯などをごっちゃに含みます。
つまり、夫婦共働きでも458万程度の収入だということ。もちろん統計のマジックで実際のところはわかりません。
参考程度に転職サイトの調べによると、日本の年収の中央値は約360万。いずれにしても高水準とは言えません。
このように、日本人の大部分はそれほどお金を持っていません。にも関わらず、100万円、200万円、300万円の車を買います。
これは、年収に近い価格です。下手をすれば自動車ローンを組んで購入する人もいます。ローンを組む人の大半は今すぐに払うことができないからローンを組みます。
今すぐ払えない。お金がない。であれば買わないでください。至極当然の話です。買うお金が無いなら買わない。
ものすごく身の丈に合わない買い物です。
車を買うということは、所有するために働くということ
車を買うと、毎月約4万円程度の維持費がかかると言われています。それは、保険料、ガソリン代、駐車料金、車検、ローン返済、税金など。車を所有するだけで様々な費用がかかるからです。
月給を30万とし、手取り額が25万円と仮定すると。毎月約4万円の維持費は収入の16%を占めることになります。
これに、住居費5万円、水道光熱費1万2千円、通信費3千円として加えてみましょう。
すべてを固定費とすると、10万5千円です。つまり、毎月10万5千円ただ息を吸って生きているだけでかかるお金です。
比率にすると、手取り月給に対して42%です。仕事の4割をただ息を吸って生きるために消費していることをどう感じますか。
固定費は自由を制限し、生きることを働くことにする
固定費は、僕たちがただ息を吸って生きるためにかかるお金です。
ここに、快楽や興奮のような楽しみは存在しません。固定費の金額が高ければ高いほど、快楽や興奮の総量が減っていきます。
つまり自由が制限されます。誰もが自由になりたいです。誰もが自分のしたいことをしたです。
仕事は好きだからと言う人もいるでしょう。しかし、全くお金のためでは無いという人はどれだけいますか。お金が貰えなくても仕事をしますか。
おそらくしませんよね。それは固定費を払っていないからです。まだ自由になっていないからです。だから固定費の金額を減らすことが重要です。
固定費を減らした分だけ、生きるために働く比率を下げることができます。
自動車ローンもボーナス払いも人生の足かせ
自動車ローンは人生の足かせです。ただ息を吸って生きるための固定費を増やすものです。
自ら自由を制限することはやめましょう。特にボーナス払いはやめましょう。ボーナスは必ずもらえるものではありません。
企業の業績が悪ければ、ボーナスは支給されません。ボーナスがもらえることを当たり前だと考えるのはやめましょう。
ボーナス払いを進めるのは、自動車ディーラーが儲けるためです。自動車ディーラーが自由になるためです。
皆さんがすでに余りある自由を手にしているのであれば構いません。しかし、ボーナス払いをするということは自由ではありませんよね。
固定費があり、一括で車を買うことができないんですよね。自動車ディーラーを自由にする余裕はありませんよね。
であれば、車を買うこと。ましてやローンを組む。ボーナスを過信してボーナス払いをする。こんなことはやめましょう。
どうしても車が必要であれば、安い中古車を買う
しかし、どうしても。天地がひっくり返っても車が必要という人もいるでしょう。
そういう人は、激安の中古車を買いましょう。20万円や30万円の車で良いです。どうしても車が必要な人は、仕方なく車を買いましょう。
決して、選んではいけません。本当はほしくないんだけど、仕方ないから一番安いやつを買う。これが正解です。
中古車はすぐに壊れるかもしれない。日本の車はそう簡単には壊れないので安心してください。
中古車は見た目が古い。中古車は汚い。必要だから買うんですよね。車があればいいのではないですか。
レンタカーやカーシェアリング、タクシー利用で所有しないことがベスト
最もいい方法は、車を所有しないことです。所有しなければ、毎月約4万円の固定費はかかりません。
レンタカーやカーシェアリング、タクシー利用であれば使った量だけお金がかかります。つまり、車を固定費ではなく変動費に変えることができます。
レンタカーやカーシェアリングは、半日利用で6千円程度です。月に4回利用しても約2万4千円程度です。
もちろん、使わなければ使わないほど変動費は減っていきます。しかし、車は所有してると、使っていてもいなくても必ず固定費がかかります。
固定費は自由を制限します。しかし、変動費は固定費とは異なり、自由を自分の力でコントロールできます。
固定費を変動費に変える発想は重要です。
都会に行っても車が多いのはなぜか、それは車が必要なのではなく車が欲しいから
車がないと生活できないというのは良く聴く話です。しかし、都会に行っても車が多いのはなぜでしょう。
むしろ、都会の方が車が多いです。公共交通機関が充実し、車を所有する必要がないと思われる都会でも、車を所有する人が多いのはなぜでしょう。
それは、車が欲しいからです。車が必要だから買っているのではありません。車を持つことに楽しみを持っているんです。
これは、都会の人。特有の現象ではありません。田舎の人も同様です。みんな、色々言い訳をしますが車を欲しいから買っているんです。
本当に車が必要なだけなら、こんなに新車は売れません。
100円ボールペンを使う人は多い、しかし1000円ボールペンを使う人は少ないのはなぜか
皆さん、ボールペンを必要だと思う人は多いですよね。仕事や学校で使います。
その時に、1000円や2000円の良いボールペンを悩み検討し、買う人はどれだけいますか。
一部、文房具マニアを除いてほとんどの人は100円のボールペンを買いますよね。つまり、必要であっても安いものを買う人が多いということ。
そうであれば、なぜ車を必要とする人は安い車を買わないのでしょうか。車はアクセルを踏むと進み、ブレーキを踏むと止まります。
値段が変わっても機能は同じです。高い車の方が、渋滞にはまらない。早く目的地にいける。そんなことはありません。
車が必要だから買っているのでは無いということが、わかってもらえたでしょうか。
所有しないことは固定費を減らし自由を増やす
車を買うのは必要だからではなく、車が欲しいからです。
車は一度買えば終わりではなく、維持費という名の固定費がかかります。ローンで買う人は、さらに固定費が増えます。
仕事が好きだという人もお金がもらえないのならしないはず。なぜなら固定費を払わないと生きていけないから。
仕事を好きと言えるのは、固定費を払っているからです。自由になっているからです。しかし、収入は必ずしも安定しているものではありません。
今は固定費を払えていたとしても、払えなくなる時が来るかもしれません。
そうなった時に、自分が不自由であることに気づきます。固定費を減らすことは自由を増やすことです。
皆さんは息を吸って生きるために働きますか。それとも、自由のために働きますか。