むしろ地方移住の時代だろ。都会に住むのはもう古い。そう言いたい人も多いと思います。
しかし、あなたは何かを成し遂げましたか。何も成し遂げてないのであれば、田舎に行くのは時期尚早です。
僕は、必ず東京に行けとは思いません。ただ、少なくとも人口100万人を超える都会に行った方がいいんじゃないかと思います。
今回はなぜ僕がそう思うのか、実際に田舎から都会に来て思ったことを解説していきます。
競争社会では変化しなければ生き延びることが出来ない
大前提、この世界は競争社会です。これは人間の社会にだけ適用されるものではありません。有名な学説でダーウィンの進化論があります。
この学説は簡単に言うと、今生き延びている全ての生命は自然淘汰が繰り返され残った生き物ということです。
例えば首の長いキリンがいます。キリンは元々首が長かったわけではありません。また、生き延びるために首を伸ばしていったわけでもありません。
真実は、首の長い個体が生存に有利だったから。結果的に首の長いキリンが生き残ったというものです。
僕たち人間も同じです。今の人間が存在するのは、様々な種類の人間が自然淘汰されて生き残ったからです。
つまり生き残るためには変化が必要です。全ての生物の中で万全な生物は一匹もいません。人間が不完全であるように、まだまだ進化の余地があります。
特に、現代は変化が激しい時代です。変化に適用できない人達が世の中にいて、その人達が不満のない人生を送っているわけではないということはわかっていると思います。
変化すれば必ず生き残れるというわけではありません。しかし、進化の歴史は変化です。
あなたの変化が時代に合うかわかりませんが、変化しないで生き延びれるのであれば多くの人がバラ色の人生でしょう。
幸せはお金ではない。しかし、幸せのほとんどはお金で買える
よく、幸せはお金じゃないという人がいます。確かに、お金さえあれば全ての幸せが手に入るかと言われれば手に入らないと思います。
例えば、今の僕が質素な生活に満足して、些細なことに幸せを感じられるのは、むしろお金が無いからです。お金がないからこそ幸せを感じられています。
であれば、お金は必要ないのか。僕は必要だと思います。確かにお金がなくても幸せになれる。しかし、それはどちらかというと自分の気持ち次第です。
気持ち的に幸せだと思えば何でも幸せになります。しかし例えば、僕たちが普段スマホでYouTubeやインスタを見ると思いますが、それはお金が無いと見れません。
なぜならお金が無いとスマホを買えないからです。スマホを持つだけでどれだけの幸せが手に入るでしょうか。
つまり僕たちは、確かにお金が無くても幸せになれます。しかし現状、お金で幸せになっている割合がほとんどではないでしょうか。
ゆえに、僕たちは幸せになるためにはお金が必要です。お金を稼がなければいけません。そして僕は、お金を稼ぎたいのであれば都会に行ったほうが良いと思っています。
都会は常に何者かになろうと怯えることができる
都会は息苦しい。田舎の方が伸び伸びできる。それはその通りです。田舎と比べて都会は息が詰まります。
なぜなら、都会は常に刺激があるからです。オシャレをしてかっこいい人やスーツを着て歩き回るサラリーマン。オシャレな建物。高い建物。整備された道。高頻度で開かれるお祭り。
人口100万人を越える都会となると、田舎と比べて刺激が多くなります。
さらに言うと、皆さんもSNS見ますよね。SNSにはキラキラしてかっこいい人沢山いますよね。しかし、その人達は田舎にいると思いますか。
違いますよね。その人達は田舎にはいません。都会にいるんです。つまり、田舎にいるとSNSのかっこいい人達を遠い存在に感じます。
一方、都会にいると同じ環境でこの人達は頑張っているんだと危機感を感じます。同じ環境でというのがポイントです。
田舎に住んでいると、自分とは違う環境だからと逃げることができます。しかし、都会ではそれができない。都会で何もしていない自分に怯えることができるんです。
これが都会が息苦しいと言われるところですね。しかし、何も成し遂げていないのであれば怯えてなんぼです。20代であれば尚更です。
何者かになろうと原動力を与えてくれるのが都会です。
進学・就職のタイミングで田舎から出ない人は一生田舎から出ない
僕は、普通に田舎育ちです。人口5万の市に生まれ育ちました。僕は最初、田舎の大学に進学しようと考えていました。
しかし、その大学に落ちてしまい、急遽、自分が行けるレベルの広島県広島市の大学に進学しました。
広島市は言わずもがなの政令指定都市。人口100万人超えです。さすが人口100万人になるとちゃんとした都会です。
三大都市と比べると見劣りしますが、都会ならではの危機感を感じます。自分が変化しなければ押しつぶされてしまうという危機感です。
広島に来る前、僕は地元が大好きでした。都会に憧れはあったものの、地元で一生過ごすのもありだなと思っていました。おそらく田舎育ちの人はそういう人達の方が多いのでしょうう。
僕はたまたま大学受験に失敗し、田舎から都会に出てくることが出来ました。しかし、僕の周りを見てみると、地元で就職した人は当然地元に住み続けます。
重要なのは次です。地元で進学した人は、就職も地元でします。どこの大学に行こうとも、どこの専門学校に行こうとも、若者の能力なんて大差がありません。
なので、当然田舎から都会に就職することは可能です。しかし、多くの人。少なくとも僕の知る人は全て地元で就職しました。
理由は様々ですが、一番の理由は友達がいて、故郷だから安心というものです。
おそらく、僕も地元の大学に進学をしていたら地元で就職していたことでしょう。しかし、この先の転職の知見は僕にはありません。
これから地元の人が転職で都会に出てくるのかはわかりません。しかし、1つわかることは進学や就職で地元を選ぶ人は中々都会に出てこないということです。
なんだかんだ田舎では変化が出来ない
今はインターネットの時代で、どこにいても誰とでも繋がることができる。どこにいても仕事ができると言われています。
しかし、田舎ではなんだかんだそういう変化は出来ません。なぜなら、周りが変化していないからです。
都会と違い、田舎は変化が少ないです。単純にそれは人口が少なく、さらに若者が街にいないことが原因なのかもしれません。
都会では、受け入れられる変化も、田舎では受け入れられなかったりします。理由は様々あると思いますが、大きくは2つだと思います。
1つがお金の問題です。変化をしたくても田舎は人も少なく商売をするメリットはあまりありません。つまり、変化をしたところで大した収穫はないということ。
基本的に現代の変化は、商売があるから起こります。それは社会が資本主義という体制をとっているからです、
田舎は社会的に後回しあるいはスルーされているのでしょう。だから田舎に住んでいると変化を身近に感じれず、いつの間にか時間が過ぎてしまいます。
もう一つが感覚の問題です。上記でも書きましたが田舎にいるとキラキラした人達が遠い世界にいるように感じます。それは例えるなら芸能人は東京にいるというような感覚です。
もし、田舎に芸能人が来るとなると、その辺では話題になるでしょうね。今度、俳優の〇〇さんがここに来るらしいと。
このように、田舎の人はまるで自分たちは芸能人とは別世界にいて関係ないと感じます。しかし、これは間違いです。芸能人だろうとインフルエンサーだろうと、同じ人間です。
どこに住んでいようが変わりない人間です。しかし、田舎ではこのような別世界の感覚に陥ってしまいます。結果、彼らのようになろうと変化をしなくなるんです。
まずは都会に出て焦るところから始める
まずは、進学・就職・転職何でも良いです。とにかく都会に出てキラキラした人達を身近に感じてください。
そうしたら自分は彼らと別世界の人だと感じなくなります。そしてだんだん焦ってきます。自分は何も変化していないじゃないか。
彼らはすごく努力しているのに。という具合に不安を感じてきます。それが都会に住んだほうが良い理由です。
この不安がなければ人間変化しようとしません。変化をしなければ生き延びることが出来ません。さらに、変化をしなければお金も稼げません。
それは、皆がしていることは誰でもできることだからです。誰でもできることは、低賃金になっていきます。
お金=幸せではありません。しかし、お金で幸せが買えるというのも事実というのは前述した通りです。
まずは変化するために、都会に出てはいかがでしょうか。と、人口100万人の広島市在住22歳男が言っています。