旅行

価値消費を意識しすぎて、熱海の高級温泉旅館に行かなかった話

高級旅館は高い。そんなことはわかっています。

ただ、高いだけの付加価値があるべきと僕は考えています。

今回は、ただ値段が高級なだけで中身は大した価値を感じれず、熱海高級旅館に旅行することを止めた話をします。

高級旅館は無駄に高い

高級旅館は高くて当たり前。少なくとも一泊5万円、相場は10万円前後。そう考えている人もいるのではないかと思います。

しかし、僕はその意見にNO!!と言いたい。

確かに、高級旅館は高くなければ高級旅館ではありません。コンビニ定員と同じ時給で、高級な宿、料理、サービスを提供してほしいとは思っていません。

僕も、高級に対する価値に見合った対価を払いたいと考えています。

しかし、世の中の高級と言われるものにはそれだけの価値を持つものがどれだけあるのでしょうか。

もしかしたら、皆さんも相場がこのくらいだから仕方ないよね、などと高級旅館に限らず妥協してしまったことがあるのではないでしょうか。

そもそも宿のクオリティが高くない

今回は、熱海の高級温泉旅館を見ていたので、熱海限定なのですがそもそも宿自体に高級感を感じないことが多かったです。

まずは宿の外観ですね。古い建物が多いという印象でした。

外観だけでいうと、一泊1万円未満で泊まれるようなビジネスホテル、あるいはちょっとしたラブホテルのような雰囲気がしました。

その時点で、この宿に泊まりたいという意欲が下がります。

次に、内装です。部屋自体は特に問題はなく広めでキレイな部屋が多いなという印象でした。

しかし、これが普通のホテルよりも2~3倍の値段を払って泊まれる宿かというレベルのものが多かった印象です。

目玉の客室露天風呂がしょぼい

※画像はイメージです。本内容のものとは関係ありません。

しかし問題は客室露天風呂です。

高級温泉旅館に泊まるからには、客室露天風呂のお部屋に泊まりたいですよね。僕もそれで検討していましたが、残念なものが非常に多かった印象です。

通常の部屋から客室露天風呂にするだけで、料金が安くても3万円ほどの上がり幅で上がるので驚きます。

もちろん、客室露天風呂にすることで食事のクオリティが上がるらしいのですが。

なんといっても、そもそも露天風呂でないものが多い。露天風呂と聴くと屋外や野外に設置されているお風呂と想像します。

しかし、多くの高級旅館は半露天風呂の場合が多いです。もちろん半露天風呂と表記していればいいのですが、露天風呂と表記している旅館もあるのでわけがわからなくなります。

そして、浴槽が小さい。高級な雰囲気がない。浴槽が普通のマンションにあるような浴槽。など、これが一泊8万円?という感じのものが多かった印象です。

ほとんどの高級旅館は、2人以上の予約からであるので、お風呂の大きさはせめて2人で入れる大きさにしてほしいですね。

旅館の食事は質より量

確かに、値段を上げれば上げるだけ高級食材が使われるようです。

しかし、それにしても追加で払うお金にしては、それによって得られる価値が少ないです。

むしろ、宿泊者は食事の質ではなく量で評価していることが多かった印象です。

僕は、実際に泊まったわけではないので真偽は不確かですが、グーグルの評価や楽天トラベルの評価上では、そのような評価が多かったように感じます。

お腹いっぱい食べるのも一つの価値なのでしょうが、僕たちが泊まろうとしているのは高級旅館。高級旅館として相応しい形なのでしょうか。

8万円の旅館は6万円の価値が妥当

今回僕が検討していた温泉旅館は、一泊8万円程度の旅館です。

しかし、総合的に加味して6万円が妥当だなと思いました。しかし、これは完全な主観であり、特定の旅館を否定するものではありません。

具体的に内訳を記述します。

まず、宿代が2万円が妥当だと思いました。普通のホテルならば1万円でも割りとキレイなお部屋に泊まれます。

しかし、旅館のほうが少し部屋が広くなるのでプラス1万円であれば妥当と考えました。客室露天風呂が付けばさらにプラス1万円です。ちなみにこれは、8万円の旅館の話です。

続いて食事ですね。食事は夕食が1万5000円、朝食が5000円、合わせて2万円だと思います。

これ以上払うのなら近くでコース料理を食べたいですね。

結論、客室露天風呂付きの一泊8万円の旅館は6万円の価値が妥当。

見せたいものを見せられてないか

僕たちは旅行となると、ウキウキしてワクワクします。その影響で、旅行だからといって財布の紐がゆるくなってしまいます。

そんな時、高級な旅館やホテル、高級な食事、対して行きたくもない場所。そんなことにお金を使っているのではないでしょうか。

旅行に行くことを考えると、至る所でここがオススメ、これを食べるべき、これがお得ですよというのが目に入ります。

しかしそれは、売り手が見せたいものを見せられているだけではないのでしょうか。

本当に自分が泊まりたかったからその旅館に泊ったのか。本当に食べたくて高いお金を払ったのか。本当に行きたくて、長い時間と多くのお金を払って行ったのか。

僕たちは、知らない間に見せたいものを見て満足しているのではないでしょか。

価値消費の重要性

僕たちは、時々相場を知らないものに出会います。その時に、相場を確認する人どれだけいるでしょうか。

情報リテラシーが高い人は確認するでしょう。また、相場を確認する人の中で相場より安く買えたと喜んでいる人はどれくらいいるでしょう。

一見、相場より安く買うことは賢いようにも見えます。しかし、これは危険な考えただとも思います。

そもそも本当にそれに価値を感じたから買ったのでしょうか。数字に惑わされ過ぎてはないでしょうか。

何かと資本主義経済では、実際の価値よりも高く価格を設定して割引しても適正価格になるように価格設定されているものが多いです。

というより、殆どのものがそうかもしれません。しかし、それでもいいんです。重要なのは僕たちが本当にそれに価値を感じているのかです。

数字に惑わされず、自分が価値を感じるものにお金を使わないと勿体ないです。忘れがちですが、その1万円は満員電車に乗って人間関係のしがらみの中、仕事をやってのけて手に入れたお金ですから。

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