誰かの行動を見ていると、イライラしたり悲しくなったり。ストレス溜まるときってありますよね。
それって実は自分に原因があるかもしれません。
今回は、小さい頃から相手の立場になって考えろと教わってきたことが、僕たちにストレスを与えていること。
そして相手の立場になんて立たなくても良いということを解説していきます。
相手の立場に立ってみるからストレス溜まる
初めに、今まで人の行動でイライラしたり悲しくなったことがない。何をされても、しているところを見ても冷静でいられたという人はとびきりの良い人です。
しかし、僕もそうですが、やはりイライラしたり悲しくなったりすることがあります。それは大小あれど自分中心だからです。
それは、悪いことではありません。自分中心ということは自分を大切にしているということ。自分を犠牲にしないことはとても大切です。
もちろん、先程の良い人は自分を犠牲にせず冷静でいられる人のことです。
僕たちは、大小あれど自分中心だから相手の立場に立ってストレスが溜まるんです。
相手の立場に立つと、自分ならこうなのにとストレスになる
自分中心な人が相手の立場に立って考えようとするとどうなるでしょうか。
それは、自分だったらこうなのにと相手の気持ちになるのではありません。相手の立場であれば自分はこうするああすると考えるんです。
だから、なぜあの人があんなことをするのか分からない。結果、イライラしたり悲しくなったりしてストレスが溜まるんです。
定員さんに文句を言う奴ら
人生で一度は定員さんに文句を言っている人を見たことがあるのではないでしょうか。
例えば、コンビニレジですね。特に新幹線や駅ナカのコンビニは発車時刻ギリギリでコンビニに立ち寄るサラリーマンが多いです。
そのサラリーマンの中には、レジが遅い。早くしてくれ。こっちは急いでいるんだよと自分勝手なことを言います。
それはなぜか。相手の立場に立って考えているからです。自分だったもっと早くレジが打てる。自分だったら気を効かせて急いでいる人を優先してレジをする。等。
もし、自分が定員だったらと考えます。相手の気持ちになんてなっていないんですね。自分が相手だったらの主観が抜けていないんです。
定員さんに文句を言いたい奴ら
今度は僕たちですね。傍観者ではなく、自分が文句を言いたくなる時もあります。もちろん僕もあります。
例えば、サービス業でよく起こります。お金を払っているんだから、ちゃんとサービスをして欲しい。以前サービスしてくれたから、今回もサービスするべきだ。等。
これも全て、相手の立場に立って考えているからなんですね。相手の立場に立って、自分だったら、お金をもらっているのだからちゃんと働く。
自分だったら、以前サービスしたのだから今回もする。
しかし、これは相手の気持ちではなく自分の主観です。自分が良いサービスを受けたいから。自分が以前サービスを受けたから。
特に、この自分が以前サービスを受けたからというものは特例かもしれません。なので、以前は特別対応をされただけかも知れないと考えていない時点で、相手の気持ちにはなっていないんですね。
相手の立って考えないことがストレス軽減法
では、ストレスを減らすためにはどうすればいいのか。答えはシンプルです。相手の立場に立って考えることをやめることです。
そんなことをしていいのか。一人の人間として、他人を思いやることは必要なのではないか。と思っていても大丈夫です。
他人を思いやる前に、自分を思いやってください。そもそも相手の立場に立って考えても結局自分に都合の良い解釈をします。
であれば、他人の行動に関心を持たないでください。例えば、お店のサービスが嫌だと思ったら行かなければ良い。
もっと良い対応をされたいならもっとお金を払えば良い。サービスの質と金額はある程度、正の相関があります。
相手の立場に立って考え、成功してもそれはただのパターン学習
とはいえ、相手の立場に立って考えることで、人生で色々得したよと言う人もいるでしょう。
しかし、それはただのパターン学習です。本当に相手の気持ちがわかったわけではありません。ただ、何度も繰り返すうちに、こうしたりああしたりすると相手はこんな反応をするという学習です。
百聞は一見にしかずです。多くの人は自分に順番が回ってこないと本当の理解は出来ません。日々のイライラと、たまのパターン学習の成功。
どちらを取りますか。自分と性格が合わない人はいます。そういう人と関わらくても、素の自分のままを受け入れてくれる人はきっといますよ。
相手は変えられない、ならば自分が変わればいい
最後に相手は変えられません。自分がどんなに相手の立場に立って考えようとも、生活において何も変化は起こりません。
変化できる唯一の存在は自分だけです。もし、今のストレスフルな生活が嫌なのであれば、自分を変えるしかありません。
レジが遅いコンビニ定員。サービスが悪いホテルマン。全て自分だったらこうするのにという相手の立場に立って考えることが原因です。
相手は相手。自分の行動、自分の変化で誰かから好かれようとも嫌われようとも勝手にしろとなれば、ストレスがなくなるのではないでしょうか。