僕は2024年の3月に地方私立大学を卒業した新卒1年目なんですけど、2025年3月、2社目となる会社を退職しました。
今回は僕が今日までのことを振り返りながら、ポロポロと軽めにお話をしようと思います。
新卒一社目

まず、僕は新卒で入った会社を2ヶ月で辞めました。営業の会社だったんですけど、昔ながらの商社という感じで、業務用のコピー機をテレアポしまくって零細企業に売りつけるという会社でした。
もちろん、こんな僕にテレアポの適正なんぞあるわけもなく、すぐに挫折し辞めることになります。
そもそも、なぜそんな無謀な会社に入社したのか。僕は新卒就活をサボっていたわけではありません。
人よりかは遅いですが、普通に大学4年の3月から就職活動を始め、4月には無事行きたい会社から内定をもらいました。
それはアパレルの会社だったのですが、6月からそこで、内定者インターンとして半年ほど働くことになります。
アパレルあるあるですが、まずは店舗から下積みなので、普通のアルバイトのように店舗勤務で働いていました。
分かりきっていたことですが、仕事内容はレジ業務が半分くらい占めるので、退屈な仕事でした。
もちろん、やっていくうちに、上のポジションについて、副店長、店長、マネージャー、本社というような、キャリアステップがあることもわかっていました。
しかし、その時の僕は、今以上に考えが浅はかで、自分が働く会社はこの会社じゃないと、卒業まで残り3ヶ月という、2024年1月に内定を辞退しました。
当然、僕は無計画なので、予備の内定なんぞは持っていませんでした。つまり、卒業ギリギリにもう一度新卒就活を始めることになります。
その時は、当然、良くわからない企業しか残っていません。とりあえず、業種や職種をガラッと変えるために、法人営業という分野に絞って、とりあえず目についた企業を一社受けました。
すぐに面接になり、オンライン面談、一次面接と短期間に進み、応募から2週間後には最終面接をしていました。
最終面接は役員の人で、なんか胡散臭い、なんだこのゴリラ、こいつが役員なのか?という感じでした。最終面接はとりあえず何でも質問しろというものでした。
特に質問したいことはありませんでしたが、適当に1時間ほど、その役員に質問攻めをしていましたね。
と言っても、この仕事で楽しかったこと、辛かったこと、やりがい、魅力、みたいなどうでもいいことを聞いただけですけど。
とまぁ、トントン拍子に内定をもらい、時期も時期だったので、ここで働こうとなりました。
ギリギリになって、自分が働く場所はここじゃないと飛び出したわりには、自分の将来を決める一社目をあまりにも適当に選択してしまったなと、過去の自分が面白いくらいにアホだと実感します。
もちろん、内定をもらっている時は、この会社がテレアポをしまくる会社ということはわかっていました。
しかし、社会人経験が皆無で、なおかつ法人営業など一度もリサーチしたことがなかったため、テレアポや飛び込みが当たり前だと思っていたため、すんなり受け入れてしまいました。
今振り返ってみて思いますが、正社員で働くにも関わらず、テレアポ業務というのはあまりにも勿体ないですね。
また、その会社はかなり若手が多めなイケイケベンチャーだったので、飲み会ではガヤガヤした雰囲気に加え、当たり前のようにタバコを吸られる環境だったので、そういう環境も馴染めませんでした。
という感じで一社目は早々に辞めることになりました。
人生1度目の無職

もちろん、在職期間に転職活動をして、内定を得るというような、優秀なことは出来ませんでした。
それから収入もなく、貯金もほとんどない、ギリギリの転職活動が始まります。
そもそも、新卒入社2ヶ月で辞めた人間を採用してくれるところなどあるわけもなく、数社受けましたが、そのほとんどに一次面接で落ちました。
二次面接までいった企業で、飲食店がありました。上場企業で、誰もが行ったり、名前を知っていたりする企業です。
正直、そのときは、飲食なんか人手不足だから誰でも採用するだろうと思っていました。
しかし、上場企業ということも関係すると思いますが、二次面接、即日不採用でした。お昼に面接をし、夕方には不採用の通知が来ましたね。
この時ですね。僕の心がぽっくり折れたのは。
まさか、飲食店にすら採用されないのかと思いました。新卒1年目ですぐに辞めるということは、このくらいの社会的評価になるということです。
それまでは、仕事をバリバリやろう。どんどん出世してやろう。自分にあった企業を見つけるんだ。と意気込んでいました。
しかし、それからは仕事なんて割り切ろう。希望を持つのは辞めようとなっていきます。
そうして受けた、2社目となる企業。全く知らない業界で、全く興味のないことでしたが、面接をするとすんなりその場で採用され、切羽も詰まっていたので、その数日後には入社をしました。
こうして、人生1度目の無職は、1ヶ月で何とか抜け出すことができました。
新卒2社目

その会社は、規模の小さい施工管理を行う会社でした。
一応書面上は法人営業という、前職と関連した職種でしたが、実態はほぼ施工管理でしたね。
一応、元請けから仕事を受注するため、既存顧客の法人営業ということなのでしょう。
全く未経験だったこともあり、仕事にやる気はありませんでしたが、新しいことを知るということはとても楽しく、入社してしばらくは刺激的な日常でしたね。
しかし、僕は相変わらずやる気がなく、言われたことをやるだけの指示待ち人間でした。
いわゆる、僕は入社前から静かな退職をしようと決めていたのです。
その影響が出始めたのは、入社3ヶ月目のことです。1.2ヶ月目は、まだ新しいことが沢山あり、刺激的な生活を送れていました。
しかし、3ヶ月目となると、新しく知識を入れるものなどはなく、実務を積むという段階に入っていました。
しかし、僕は静かな退職をしているため、上司も積極的に仕事は振ってくれません。
ここから僕は、仕事が本格的につまらないと感じるようになります。
僕は毎朝定時に出社し、大した仕事もないので、8時間のうち7時間半ほどは自由時間です。その間は仕事をしているフリをして過ごしました。
これを明日も明後日も繰り返していくことになります。
そんなつまらない月日が流れて、年を越しました。1月から状況の変化があり、営業の課を移動することになりました。
その課が僕にとっては地獄でした。
その時僕は、すでに入社半年を経過しており、新しい上司からしても、全然仕事が出来ないと烙印を押されていたのでしょう。
前の上司とは違い、いきなり厳しくなりましたね。その課は僕を含めて4人いたのですが、その全ての上司が僕に敵意を感じているようでした。
それから2ヶ月僕は苦しみました。そんなことも出来ないのか。学生じゃないんだから。言われないと何もできない。仕事をミスをしたら、もういいです。と言われる始末。
もちろん今となれば、僕がいけないところもあります。仕事に意欲的に取り組まず、社内でも不満が溜まっていたのでしょう。
しかし、僕はその課に配属されてからは、怒られることが増え、車内ではタバコを吸われ、週に10時間程度残業をすることになり、精神的に疲弊していくことになります。
やがて仕事に行くのが嫌になり、毎日毎日朝目覚めるのが憂鬱になりました。
このまま仕事はできない。でも内定が出るまで働きながら転職活動をするような元気もない。
さらに、僕は正社員として1年も働いていないので、辞めたとしても失業手当は出ません。
どうすれば良いのかと考えていると、失業手当が雇用保険に6ヶ月加入していれば出ることがわかりました。
通常は雇用保険に1年加入しなければ失業手当は出ませんが、会社都合退職などの特定の条件を満たせば6ヶ月でもいいことを知ります。
そして、例え自己都合退職であっても、心身の不調による退職は、特定理由離職者というものに該当し、6ヶ月の保険期間でも失業手当を受け取れることが分かりました。
これに気づいた僕は、これだと思いました。これで辞められると思いました。
これに気づいた日の、翌週には、オンラインで心療内科を受診し、無事に「適用障害」という診断書をもらうことになりました。
それを貰い安心した僕は、翌日会社を辞めました。
人生2度目の無職

そして現在、僕は退職日を迎え、人生2度目の無職になったというわけです。
人生2度目の無職になってみての感想は、お金が欲しいですね。
会社をやめたので、毎月手取りで18万円ほどもらっていましたが、それが一切なくなります。きついですね。
もちろん、失業手当を貰えると分かったから辞める決心が出来ました。しかし、実際にはハローワークで診断書を提出し、担当者が特定理由離職者と認めてくれたらの話です。
なので、確実に失業手当を貰えるかはわかりません。依然として、お金の不安が残ります。
僕は、現在無職なので、当然転職活動をしているわけなのですが、もうすでに面接した会社2社から不採用の通知をいただきました。
あぁ、やっぱり、短期離職を2回も繰り返している自分は駄目なのかと、落ち込んでいるところです。
しかし、僕は社会人1年目にして2社経験した身で学んだことがあります。
それは、自分が興味がある、あるいはやりたい仕事でなければ仕事は面白くない。また、静かな退職のように、受け身の姿勢をしていれば、人生は面白くない。ということです。
僕は面接を受けた2社は、どちらも行きたい会社であったり、やりたい仕事だったりしました。
なので、熱意を持って面接を受けましたし、それが評価されなかったのか、相性が悪かったのかは分かりませんが、これで諦めたりはしません。
2社目を選ぶ時は、卑屈になり、もう自分には価値がない、だから仕事に希望を見出さないし、期待しないと諦めていました。
しかし、僕はもう諦めません。自分がやりたい仕事、興味を持てる仕事に就職できるまで頑張ります。
やっぱり、2度目の無職では、1度目の無職の時のような無力感というか、絶望感は少ないですね。
そういう点は、あのまま無理に嫌な仕事を続けなくて良かったなと思います。
また、まだ離職票をもらっていないので、失業手当の申請に行けていませんが、そちらも機会があれば記事にしようと思います。
ちなみに、さきほど不採用だった2社の中の一社はユニクロだったのですが、僕はユニクロの地域正社員の選考を受けました。そして不採用になりました。
その内容の記事も書けたらなと思います。
とりあえず僕は、2度目の無職は何とか平穏に過ごせています。仕事がつらい人は、診断書だけもらい、思い切って辞めてみるのも1つの手ナノではないかと思います。