当然ですが、僕。22歳、24卒の男なのですが、新卒で入った営業会社を2ヶ月も立たないうちに辞めました。
ということで、今現在は絶賛の無職を満喫中です。満喫と言っても刻々と減っていく貯金に震えているんですけどね。
今回は、なぜ僕は会社をやめたのか。そして今どうしているのか。そしてこれからどうするのかを解説していきます。
新卒でアパレル総合職の内定を蹴って民間営業職へ
僕は、大学4年になる直前の3月から就活を始め、前々からアパレルで働きたいと思っていたため、アパレルで絞って始めました。
結局、そこそこ大きいベンチャー企業と創業100年続くこれまたそこそこ大きい老舗企業の2社の選考を受けました。
そこそこ大きい老舗企業は、最終面接まで進むも、自分のやりたいことができなさそうと思い、最終でへぼりました。
そこそこ大きいベンチャーからはすんなり内定をもらいました。が、内定者インターンをやるうちに虚無になり大学4年の10月からまた就活を始めました。
2社受けて、一社内定をもらい、そこに就職することになります。それが民間営業職の営業会社です。
ひたすらテレアポをかける法人営業
僕の入った会社は法人営業の会社で、商材を選び、ひたすら会社からもらうリストにかけまくるという仕事です。
もっと率直に言えば、カモを探す仕事です。
表向きはこんな風に言われます。世の中には情報を知らない人がいると。その人たちは情報を知らないから損していると。
だから我々が、情報を伝えて得をさせるんだと。
確かに一理あります。例えば、格安SIMとかもそうですよね。でも実際はそんなきれいなことしていないんですね。
基本、営業は嘘をついて時間を奪う仕事
これは、あくまでも僕が働いていたテレアポ系の会社での話です。(おそらく、どの会社も似たようなことをしていると思いますが)
企業に営業するために、まず電話をかけるのですが、企業からしてみたらなぜ電話をかけてきたのかという疑問がありますよね。
その疑問を解消するために、最初になぜかけたのかという主旨を話します。
そもそもこれが真っ赤な嘘です。この主旨は色んなパターンが用意されています。あるいは自分で作ります。
この他にも、基本嘘をついてアポイントを取り、訪問をして営業をします。
結果、電話をかけることにより仕事を中断させ、商談するために訪問し時間を取らせる。
営業は自分たちの利益のために無作為に時間を奪う仕事だと思います。(もちろん、全部とは言わないし分からないけど)
営業会社がもたらす利益と損害
とは言っても、営業会社は世の中に数多く存在していて何百何千億円という価値を生み出しています。
しかし、僕は疑問です。その何百何千億円という価値は、数多くの企業の時間を奪ってできた価値です。
では、営業電話をかけらた企業が時間を奪われず通常営業できた場合の社会にもたらす利益はどのくらいになるのでしょうか。
テレアポは100件かけて1件アポイントが取れるかという世界です。つまり99%の会社は営業電話でただただ生産活動が止まってしまいます。
その時間を集めれば一体どれだけの時間、そしてどれだけの価値が生まれたでしょうか。
更に、そんな無駄なことをしている営業会社の社員が他の仕事をしたらどれだけの価値を社会に提供できるのでしょうか。
世の中の営業マンの7割はいらない
結論、僕個人的な考えとして、世の中の営業マンの7割はいらないんじゃないかと思います。
その理由は2つあります。
1つがそもそも全く新しい物やサービスを誰かに伝える人は必要。今はスマホが当たり前に普及していますが、スティーブ・ジョブズがプレゼンしなければ世界にここまで広がってないでしょう。
しかし、そもそも全く新しい物やサービスを営業する機会はほとんどの営業マンには訪れない。おそらく全体の1割もいないでしょう。
もう1つが、この人の話聞いてみたいと思わせれる人。つまり営業の才能、センスがある人です。
特にテレアポはカラオケに比喩されることがあります。カラオケはただ歌詞を読んでいるだけだけど、聴き心地が良い人悪い人がいますよね。
営業も同じで、営業されても不快に感じさせない人がいます。それがトップ20%と仮定します。
するとざっくり3割程度の営業マンは存在価値があるでしょうと。でも残りの7割は他の仕事したほうがより多くの価値が出せるのではないかと僕は考えています。
僕は営業ができないタイプの7割の人間
僕はというと、もちろん7割の人間です。営業に向いていませんでした。約2ヶ月働いて、取れたアポイントは3件。
一日に7時間で150件〜200件電話していました。同じ新卒の同期の人は週に2.3件はアポイント入れてましたね。
僕は2ヶ月で3件です。圧倒的にセンスがない。才能がありませんでした。
才能がない僕は、ほぼ100%の人から迷惑電話だと思われ、仕事を中断させるという害でしかない仕事をしていました。
社会に貢献している実感がなく退職
結局、僕は営業の才能がなく、全く新しい物やサービスを営業しているわけでもなく、
社会に貢献している実感が持てなくなり、退職することになりました。
でも、正社員になって良かったな。この仕事を経験して良かったなとは思いました。色々学ぶことはありました。
特に一番大きかったのは、大学生ってなんであんなに謎の自信があるんだろうってことですかね。
無職は案外恐怖に襲われる
僕は今、無職なのですが意外と恐怖に襲われています。
収入がなくなるにも関わらず、国民年金やら国民健康保険は払わないといけない。
しかも、家賃、水道光熱費、スマホ代など生きるためだけにかかるお金も当然かかってくる。
それに加えて、土日祝が休日で平日が仕事だったから、平日の昼間に私服で外歩くのが怖い。
と言っても、すでに2週間を無職をしてそれは慣れましたが。
無職になるのは案外、恐怖心が出てくるものです。
とりあえず転職活動
とりあえず、僕は正社員になることを諦めたわけではありません。就職してわかったのが、社会の役に立っているという感覚が僕には必要ということ。
だから、社会貢献度が高い、なおかつ裏方の仕事を探しています。営業のような前に出てやる仕事は僕には向いてないですね。
アルバイトをしながら正社員になれるよう頑張ります。