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【転職】ユニクロの地域正社員の選考を受けて落ちた話

どうもかわるです。今回は『【転職】ユニクロの地域正社員の選考を受けて落ちた話』ということでやっていきたいと思います。

僕は新卒で入った会社を2ヶ月で辞めて、2社目の会社も8ヶ月で辞め、現在転職活動中の無職です。

今回は、僕がずっと入社したかったユニクロの選考をついに受け、そしてあっけなく落とされた話をしようと思います。

今回受けたのは地域正社員ですので、これから中途で、なおかつユニクロの地域正社員を応募する人の参考になればと思います。

書類選考と適性検査

早速ですが、僕が体験したユニクロの地域正社員の選考を、順序立てて話していこうと思います。

まず、ユニクロの地域正社員は、ユニクロのホームページから直接応募することになります。

自分が応募する店舗を選び、特に難しいことはなく、個人情報をちょろちょろっと入れて応募完了です。

基本的にこの段階では、ただの応募なので、書類選考ではありません。

翌日、プレエントリー完了のメールが届き、本エントリーに移ります。

その本エントリーでは、履歴書と職務経歴書を添付し、前職の退職理由などを書くようになります。

そして送信すると、その翌日には適性検査のメールが届きます。

僕の場合は、翌日にはメールが来ていたので、全ての人が適性検査を受験するところまではいけるのかもしれません。

適性検査は1週間程度受験期間が設けられています。僕は届いたその日に受験しました。

ちなみに、適性検査はパソコンからのみ受験可能みたいなので、パソコンを持っていない人はネットカフェなどで受験することになると思います。

続いて、適性検査の内容を詳しく話したいところですが、あまり詳しく話しすぎて訴えられてもいけないので、軽めにお話します。

まず、大きく分けて、よくあるSPIの試験のように言語問題と非言語問題の2つに分けられます。

言語問題では、熟語がどのように成り立っているのか、長文の中の空白部分に選択肢の中のどの文章を入れるのが適切か、のような問題がありました。

時間はそれなりにありますが、早め早めに解かないと時間がなくなってしまいます。なので、気持ち急いで解くのをオススメします。

次に、非言語問題ですが、これはそこそこ難しいです。基本的な数学が出来れば解ける問題ではあります。

ユニクロは個店経営を掲げているので、当たり前ですが原価計算や利益計算のような問題は出ます。

その他には、比率の問題や方程式の問題、並び替えの問題など、一般的なSPIの試験で出るようなものが出ます。内容はそこそこ難しいものが出題されますが。

数学の概念さえ理解していれば解ける問題なので、落ち着いてやれば解けると思います。

こんな感じで適性検査が行われます。正直WEBでの適性検査なのでカンニングし放題ではあります。

Chat GPTのような生成AIを使えば、全問正解する。ということは当たり前にできてしまいます。

一体この時代に、SPIのような試験が何の役に立つのかはわかりません。

どちらにしろ、ユニクロの地域正社員になるためには、面接しないと意味がないので、実力でも良いですが、Chat GPTのようなAIで突破するのも僕は悪くないとは思いますね。

適性検査(2)

ということで、適性検査を送信したらいよいよ面接。というわけではありません。

なんと翌日、適性検査(2)というものが送られてきました。どうやら2回適性検査があるみたいです。

しかし安心してください。これは、一回目の適性検査のような頭を使う問題ではありません。

言ってしまえば、性格診断ですね。MBTIの診断のような感じです。

人間の性格には5つの特性があり、外向性、協調性、開放性、誠実性、神経症的傾向に分けられます。

基本的にどの性格テストでも、この5つが測定されます。

外向性は、どれだけ外側に意識が向いているかのようなことです。人と集まるのは好きか。騒がしい空間は好きか。のような感じです。

協調性は、周りと協力的かというようなことです。人に対して思いやりがあるのか。人と違う意見の時に相手に寄り添うのか。のような感じです。

開放性は、言い換えると好奇心ですね。新しいことに積極的にチャレンジできるか。のような感じです。

誠実性は、読んで字のごとく、真面目にコツコツ取り組むことができるか。のような感じです。

神経症的傾向というのは、少し難しい字ですね。これは言い換えるとメンタルの強さです。神経症的傾向があまりなければ、メンタルが強いとなります。

この要素から考えると、ユニクロはグローバル企業であり、接客業・サービス業という点を考えると、

外向性が高く、協調性も高い。開放性も高く、誠実性も高い。そしてメンタルも強い。そんな人が一番適任です。

このような人は、心理学用語でロールモデルと言ったりします。意味はお手本の人ですね。

おそらく多くの人は、こんな人に憧れると思います。

しかし、実際こんな人は世の中にほんの少ししかいません。

なので、最低限、人と上手くやっていける協調性と、そこそこな事があってもへこなれないメンタルの強さ、そして少しでも良いのでチャレンジ精神があるといいですね。

この点を踏まえて適性検査を受ければ、ユニクロが必要としている人材に当てはまると思います。

僕は、まず面接を受けないと話にならないので、自分はそんな性格じゃないと思っていたとしても、嘘をついてでも適性検査は突破する方が良いと思います。

この企業に入りたいなんて気持ちは、ほとんどの社会人にはありません。なんとなく条件が良いから、イメージが良いから、スキルアップに繋がる仕事だからという理由で選びます。

ぜひ、自分の気持ちはすごく尊いものなんだと自覚して、適性検査は突破して欲しいですね。

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面接案内メール

ちなみに、適性検査(2)も当日受験し、翌日面接案内のメールが届きました。

このメールでは、面接する店舗が分かります。後日、その店舗から電話が来るので、電話番号を登録しているとスムーズかもしれませんね。

ちなみに、僕の場合は、面接案内のメールが来た翌日に店舗の店長から連絡がありました。

電話では、面接日をいつにするのかを決めます。面接は平日しかできないため、現職で働いている人は、有給休暇を取ることになります。

僕の場合、当時はまだ仕事を辞めていなかったので有給休暇を取ること前提で面接日を決めました。

そしてその面接日なのですが、1ヶ月先になります。僕の場合は1ヶ月先でした。

結構長いですね。やはり大企業ですし、人気な店舗なのか、かなり先の日程で組まれました。

正直最初聞いた時は、聞き間違えか?と思ったので、聞き返してしまいましたね。

そんなこんなで、無事1ヶ月後に面接が決まります。

面接に向けてユニクロの洋服を購入

ユニクロはアパレル企業なので、通常の転職活動のようなスーツは着ません。ユニクロの洋服を着て面接に行くことになります。

そして、僕はユニクロの洋服を持っていませんでした。誤解を招かないように言い直すと、トップスは日常的に使っていたのですが、ボトムスを一着も持っていませんでした。

僕はファッションは厳選して、一軍のみを常備すると決めているので、ユニクロのボトムスは一軍になれなかったんですね。

しかし、面接に行くので、欲しくはないですがユニクロのボトムスをオンラインで購入しました。

購入したものは、タックワイドパンツというユニクロの定番スラックスですね。ポリエステルとレーヨンの混紡素材ですが、見た目はウールのような風合いがあり、綺麗めに見えます。

なので、面接で着ていても不自然ではないと思います。ちなみに、購入からはネイビーです。

これで、僕がすでに持っていた、ユニクロの3Dクルーネックセーターというトップスと、新しく買ったタックワイドパンツというボトムスで、面接に行く準備が整いました。

面接案内

ということで、当日面接に行くことになります。

ユニクロの店舗についたら、まずその辺の定員さんに声をかけ、面接に来た〇〇です。と伝えてください。

すると、ユニクロは引き継ぎがしっかりしているので、すぐに案内してもらえます。

僕は10分前ほどに行ったのですが、定員さんには、「時間ぴったりに始めるとのことなので、一分前くらいになったらレジ前の定員に声をかけてください」と案内されましたね。

さすが大企業というべきなのか、時間はピッタリするのだなと思いました。

しかし、この10分は気まずかったですね。お客でもないのに、ユニクロの洋服を見て待たないといけないのですから。

そして、時間になりレジ前の定員さんに声を掛けると、店長がバックヤードから出てこられ、面接の場所へと案内されます。

今回僕は、ショッピングモールのテナントで面接を受けました。バックヤードはかなり広かったですね。

見た感じ、在庫を抱えている倉庫は見えなかったので、僕が見た以上に広かったのだと思います。

ということで、いざ面接になります。

面接前の説明会

面接の場所に行くと、椅子が2つともう一人ユニクロの人がいました。

もう一人のユニクロの人は、確かこのエリアを管轄する部長職のような人だったと思います。

そして、僕と一緒におそらく同い年くらいの女性の方と一緒に面接を受けることになります。

まず、面接の前にユニクロ、ひいてはファーストリテイリングについての説明会が始まります。

そこでは、メモを取ってくださいと言われるので、メモ帳を出すことになります。筆記用具とメモ帳は持っていったほうがいいですね。

隣の女性はメモ帳を忘れたらしく、スマホでメモを取っていいですかと許可を取っていました。

説明会の内容は、一般的な説明です。時折、GUってどんなブランドが知っていますか?や、ユニクロの売上高は世界何位か知っていますか?のような、コミュニケーションもありました。

ユニクロは、圧迫面接とかはなく、カジュアルにリラックスした雰囲気での面接になるので、ガチガチに固まらなくてもいいと思います。

最後、説明会の終盤、質問タイムがあるので、1つくらい質問すると良いのかなと思います。

とにかく、ユニクロは大企業で、時間がきっちりしており、限られているので、あまり多くは語らないほうが良いですね。

説明会が終わると、いよいよ面接かと思えば、説明会を聞いて面接に参加しますか?という最終確認があります。

まぁ当然、ここまで来たので受けると思いますが、大企業の配慮なんですかね。

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面接本番

ということで、もう一人の女性を後にして、僕から面接することになりました。

いよいよと緊張ですが、振り返るとかなり焦ってしまったなと思います。

まず、部長職のような人としばらく面接をします。

内容は、最初に軽く経歴と自己紹介を要求されます。このとき、軽くサラッと言うことをオススメします。

僕は面接がかなり久しぶりだったこともあり、聞かれてもないのに、さらに軽くと言われていたのに、詳しく勝手に話していました。

これから聞かれるであろうことも自己紹介の段階でペラペラ話してましたね。

と長々と自己紹介をした後、前職について質問されます。なぜ、辞めたのか?という話ですね。

面接なので前向きな理由で辞めたと話せれば良いですが、落ちた身なので正解はわかりません。

僕はたった1年で2社経験していたため、この経歴を話す時間にほとんどの時間が奪われました。

1社目を辞めた理由、そして現職の仕事内容を話しました。

経歴を話した後、店長との面接に移ります。

覚えている限りでは、2つです。1つがお店の雰囲気と、ユニクロで働いて今後どうなりたいかです。

お店の雰囲気では、定員さんの話をしました。面接の案内をしてもらった定員さんはとても丁寧に対応してくれましたのような話をしました。

2つ目は、ユニクロで働いて今後どうなりたいかということですが、まずは基本的な業務を覚えていき、いずれは責任者になり、店長を目指したいと思いますと話しました。

これは良い答えだったのかはわかりませんが、店長になったらその先はどうしたいですか?と言われました。

振り返ると、この質問は店長になって、お店をどうしたいのかという問と、店長になったその先のキャリアをどう考えているのかという2つの問いが問われていたのかなと思います。

僕は正直に、その先は考えていません。と言ってしまいましたね。バカですね。致命的です。

そんなこんなで店長に対して、逆質問タイムがあります。僕は確か2つ質問しました。しかし、1つしか覚えていません。

その質問は、スタッフのアイデアでお店のレイアウトなどを変更し、実際に成果が出たかというものです。

結論、そういうことはあります。ということだったのですが、詳しくは教えてもらえませんでした。

おそらく、この時点で不採用は決まっていたように思います。

ということで、あまり手応えを感じないまま、面接も終盤になりました。

ここで、もう一度部長職の人との面接に戻ります。

ここでは、また現職について聞かれます。なぜそこを辞めてユニクロに入社したいのかという話になります。

ここで僕は、今働いている会社はフワッと働いていて、もっと自分の本当にやりたいことがしたいと、謎の回答をしてしまいました。

それによって、部長職の人に、就活をやり直したい気持ちがあるんですかね。と言われ、反射的に「はい!」と言ってしまいましたね。

僕は別に就活をやり直したいのではなく、ただ高校生の頃からユニクロで働きたいと思っていて、今ようやく満を持してユニクロの面接を受けているだけだったのですが、変なところで迎合してしまいました。

あぁもうだめだと思い、面接が終わりに向かいました。

そして、最後なにか聞いておきたいことありますか?と聞かれます。

僕は最後、これ聞くのまずいかなと思ったことを聞くことになります。

ユニクロの週休3日制度の実態

僕は不採用覚悟で、週休3日制度を利用したいのですが、実際の運用状況はどうなっているのかということを聞きました。

これは我ながら、身を切った良い質問だったなと振り返ると思います。

ちなみに、この週休3日制度とは、1日の労働時間を10時間にすることで、週4日間勤務をし、合計40時間勤務することで、残りの週3日を休みにすることが出来る制度です。

法律上、変形労働時間制というものです。

そして質問の答えは、実際の運用は皆無に近いようです。

その理由は、すでに8時間を超えた2時間を残業させているような状態で、それ以上労働させることは基本的にできないようです。

おそらくこれは法律上できないのではなく、ユニクロ側がコンプライアンス的にしたくないということなのでしょう。

結果的に、週休3日制度を利用している社員は、柔軟性がなく、融通が利かない、そして定時に100%帰らせないといけないということで、非常に使いにくいということみたいです。

なので、週休3日制度の利用はおすすめしませんし、今後のキャリアを積み上げたいと考えているのなら、利用しないほうが良いと言われました。

僕は、まぁそんなもんだよなと思いつつも、やっぱり求人情報というか、企業がアピールしていることって表面だけのスカスカ構造だよなと、改めて落胆しました。

これはユニクロにというより、企業が発信する自社の前向きな情報という、全般的なことについてです。

ということで、ユニクロは地域正社員に限り、週休3日制度を利用できるということですが、実際はほとんど利用できないということでした。

もし、利用したい方は、まずは普通に週休2日制で入社し、その後慣れてきたら、週休3日制度を利用したいと申し出るのが良いと思います。

その際は、もう出世はできない。今後給料は上がらないという覚悟でやるのが良いかもしれませんね。

面接の最終局面

面接もいよいよ終わりかというところで、最後の最後に1つ質問をされました。

もし、地域正社員での採用が難しくなった場合、アルバイトでも働きたいですか?と聞かれました。

僕は、ユニクロで働きたいと思っているので、アルバイトでも働きたいと思っています。と言いました。

部長職の人は、ありがとうございます。選考の参考にさせていただきます。と言っていました。

結果は何度も言う通り、落ちたので、一体あの質問は何だったんですかね。

ということで、面接は終わりました。

面接結果

そして、面接の翌日、早くもメールが届きました。もちろん中身は不採用通知です。

まとめ

ということで、今回はユニクロの地域正社員の選考を受けて落ちた話ということで話してみました。

結論、ユニクロは大企業であるがゆえに、1つ1つの対応は非常に早いことが分かりました。

基本的に連絡は、翌日来ます。面接日は1ヶ月先でしたが、その他の連絡は1日で来るので、淡々と選考を進めると思います。

僕は今回ユニクロに落ちましたが、その理由を考えてみました。

理由はたった1つです。というか反省点はたった1つです。それは、張り切りすぎて聞かれてもいない余計なことをペラペラと話してしまったことです。

聞かれてないことを話すと、面接官が意図しない情報を得ることになります。

それによって、面接官はこの人はこういう人なんだと誤解する余地を与えてしまいます。そうなれば、あとは妄想の嵐です。

なので、面接において、情報は与えすぎないことです。聞かれたことを短く、淡々と答える。

これによって面接官は、スムーズに聞きたいことを聞けれますし、限られた面接の時間内で、聞きたいことを聞き終われます。

なので、今後はどんな面接でも無駄に話さないということを心がけようと思います。

そして、今回僕はユニクロに落ちましたが、ユニクロは素晴らしい企業です。

わずか40年程度で、柳井正会長が山口県にあった小郡商事という小さな商店街の小さな紳士服店を、世界的なアパレル企業へと成長させました。

今や日本ではユニクロを知らない人はいません。今後、積極的な世界展開をすることにより、ユニクロはまだまだ売上を伸ばしていくことになります。

シンプルで高品質な定番アイテムを10年20年と長期間に渡って販売していく、「ライフウェア」というコンセプトは、どの世界市場でも有効に働き、拡大し続けています。

ユニクロは今後、売上でも時価総額でも、圧倒的世界一になってもおかしくない企業です。日本が誇れる素晴らしい企業です。

ユニクロは国内外問わず、労働問題や環境問題を議論されることはあります。しかし、完璧な企業はこの世にありません。人間も同じです。

少なくとも、ユニクロは相当な企業努力をしており、環境問題にも労働問題にも積極的に取り組んでいます。

僕はそんなユニクロが好きですし、憧れます。

しかし、今後ユニクロを受けるかは分かりません。実は僕は、大学生の時に、アルバイトでもユニクロを受けていますが、2度落とされています。

今回の正社員面接で3度目です。僕はとことんユニクロで働く適性が無いのだと思います。

なので、今後は静かにお客さんとして、お金を落とし、静かに応援する立場を取ろうかなと思います。

誰かの参考になればと嬉しいです。