生活

お金と幸せの最強バランス術|自己犠牲ゼロで二つの幸せを手に入れる方法

お金ゼロでも感じられる“無料の幸せ”

先に結論を言うと、僕は「お金がなくても味わえる幸せ」と「お金でしか買えない幸せ」を両方楽しむことが最強だと思っています。

まずは前者から。毎朝コーヒーの深い香りで目覚める瞬間、恋人や家族とテレビもスマホも置いて顔を見合わせて笑う瞬間、放課後に部活仲間とくだらない話で盛り上がる瞬間――こうした出来事に財布は必要ありません。

むしろ、お金とは無関係だからこそ一段と輝きます。

2017年以降の世界幸福度報告書でも、日本人が挙げる幸福要因の上位は「健康」「家族・友人との時間」「自然との触れ合い」などゼロ円で得られる体験でした。

マインドフルネス研究では、外部刺激ではなく“今この瞬間”への集中が脳内セロトニンを増やしストレスを下げると実証されており、無料の幸せは科学的にも裏付けられています。

つまり「お金がなくても幸せは感じられる」という主張には、確かに理があるのです。

お金が開く“体験型の幸せ”

一方で、お金があるからこそ広がる幸せも確かに存在します。

たとえば国内外を自由に旅して絶景を目に焼き付けたり、少し奮発して高級レストランでプロの味とホスピタリティに感動したり──こうした体験は残念ながら「タダ」では手に入りません。

観光庁調査によると、2024年の日本人国内延べ旅行者数は5億3,995万人、1人1回あたりの旅行支出は平均46,585円に達し、旅に対するニーズはコロナ前と同水準まで回復しています。

旅行は計画段階のワクワク、現地での没入、帰宅後の思い出共有という三つのフェーズで幸福度を押し上げる「経験財」の代表格。

学習や趣味への投資も同じで、スキルアップ講座やフェス、ライブ演奏など“記憶に焼き付く体験”にお金を回すのがコスパ最強の使い方と言えるでしょう。

お金を「モノ」ではなく「体験」に換えることで、人生の解像度は劇的に上がります。

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幸福度を最大化する『自己犠牲ゼロ×最大収入』

とはいえ「お金を稼ぐ=すべて正義」ではありません。

もし稼ぐ過程で自分の時間や大切な人間関係を削ってしまえば本末転倒です。

お金はあるのに使う相手も心の余裕もない──そんな悲劇は避けたい。

よく引用される「年収800万円で幸福度が頭打ち」という説は、ウォートン校キリングズワース博士の最新研究(2024年)で「収入が増えるほど幸福度はなお上昇するが、伸び率が緩やかになる」へと更新されました。

つまり稼ぎと幸福の関係は直線ではなく“時間”と“人間関係”という変数で曲がる関数です。

週45時間以上働くと慢性疲労が増えるというILO統計もあるため、まずは自分がどこまで無理なく働けるか“犠牲ライン”を数値化することが第一歩です。

そのラインを厳守しつつ、時給を最大化できるスキルを磨く――これが方程式の核心です。

自分らしく稼ぐための具体的な行動指針

まとめると、自己犠牲ゼロ × 最大収入 = 幸福度の最大化。

僕はスーツを着る仕事や年配男性ばかりの職場で働くことが苦痛なので、そういった環境を避けつつ稼げるお金の最大値を目指します。

具体的には①自分の許容労働時間を数値で把握し、余白時間を“予定”として先に確保する

②その時間内で時給を高められるスキルを集中して習得する(動画編集・プログラミング・語学・SNS運用など、初期コストが小さくグローバル需要がある分野)

③複数収入源を組み合わせて収入の天井を打ち破る(カフェ勤務+オンライン家庭教師+ブログ広告など)

④職場環境を吟味し、服装・人間関係・通勤時間といった“見えにくいストレスコスト”を徹底的に減らす――この4ステップです。

実際、フリーランスの平均年収はスキルと市場選びで大きく変動し、動画クリエイターやITエンジニアは週30時間程度の稼働で年収500万円以上を狙える事例も増えています。

在宅勤務が叶えば通勤時間ゼロ、そのぶん趣味や家族との時間が増え、幸福度の二乗効果を得ることが可能です。

最後に覚えておいてほしいのは、幸福度はテストの点数のように他人と競うものではなく、「自分が納得できるか」で決まるということです。 

たとえ年収が平均より低くても、時間と人間関係が豊かであれば幸せは大きいし、その逆もまた然りです。

周囲の評価ではなく「自己犠牲ゼロ」という自分基準を持ち、お金と時間を上手に配分する――このシンプルな指針が、どんな時代でも揺るがない最強の幸福メソッドだと僕は信じています。