喫煙者と非喫煙者の間にある意見の違い

喫煙所を作るために税金を使うことには、いろいろな意見があります。たばこを吸う人たちは、「たばこ税をたくさん払っているのに、喫煙所が少なすぎる」と感じています。一方で、たばこを吸わない人や健康を大事に考える人たちは、「税金を使って喫煙所を作るのは、健康を守る取り組みに反している」と批判しています。
熊本市の事例と市民の反応

熊本市では公設の灰皿を撤去し、民間の喫煙所を作るための助成金を出す方針を決めました。しかし、このような取り組みに対して、市民からは「いい考えだ」という意見と、「税金を使うべきではない」という反対の声の両方がありました。このように、喫煙所の設置には賛否両論があるのです。
新型コロナウイルスと喫煙所の問題

さらに、コロナ禍では喫煙所が「三密」となりやすいという理由で、喫煙所を閉鎖したり撤去したりする動きが出てきました。このような状況で、喫煙所を新たに作ることに疑問を感じる人も増えています。健康や安全を守るためには、喫煙所の存在自体がリスクになる場合もあるのです。
嗜好品に税金を使うことへの疑問

たばこは合法ですが、嗜好品のためのスペースに税金を使うのは疑問だと考える人もいます。もし喫煙所を税金で作るなら、騒音を出す趣味の人や他の嗜好を持つ人にも同じように税金を使うべき、という意見もあります。そのため、喫煙所を課金制にし、路上喫煙には罰則を与えるべきだという考え方もあります。路上タバコよりも、路上で音楽を演奏しているアーティストのほうが社会に役立つのではないでしょうか。