新NISAの基本と一括投資について

新NISA(ニーサ)は、投資で得た利益が非課税になるお得な制度で、2024年からスタートしました。この制度を利用する際、一度にまとめてお金を投資する「一括投資」と、毎月コツコツ投資する「積立投資」のどちらが良いか悩む人も多いです。一括投資は、手元にまとまったお金がある場合に使える方法で、市場が上がっているときには大きな利益を得やすいのが特徴です。ただし、市場が下がると大きな損失を受けるリスクもあるため注意が必要です。
積立投資のメリットとは?

一方、積立投資は毎月少しずつ投資する方法です。この方法の良いところは、価格が高いときも安いときも同じ金額で購入するため、平均的な購入価格を得られることです。この仕組みによって、価格の変動によるリスクを減らすことができ、長期的に安定した運用が期待できます。特に初心者にとっては、積立投資はリスクを分散しやすい方法として人気があります。
過去の経済危機と積立投資の強み

歴史的に見ると、2008年のリーマンショックのような経済危機の際に、一括投資をしていた人たちは大きな損失を経験しました。一方で、積立投資を続けていた人たちは、その後の市場の回復により利益を得ることができました。さらに、2024年には為替レートが超円安となり、1ドル160円を超える時期もありました。こうした為替の変動によるリスクも、積立投資なら分散できるというメリットがあります。
どちらを選ぶべきか?

ちなみに、私は積立投資派です。一括投資に使えるほどまとまった余剰資金はありませんし、株価が上がるか下がるかを予想するのも面倒です。一括投資は株価が上がるときに強いですが、積立投資は下がるときにも対応できる方法です。もし株価が確実に上がると信じられるなら一括投資が有利ですが、私のように「上がることも下がることも両方期待している」場合は、リスクを抑えて平均的に買える積立投資が向いていると考えています。