荒れ戦です。
今回は5月25日に行われる優駿牝馬オークス2020の予想として
・荒れるレース波乱診断
・デアリングタクト、デゼルの考察
を行っていきたいと思います。
注目は桜花賞勝ち馬デアリングタクトに集まります。
桜花賞では、道悪競馬ものともせず、圧巻の勝ち方
良馬場であれば、よりレースパフォーマンスを見せてくれたのではと、思わせるレース内容でした。
課題は「初の輸送」と「今の東京芝コースの適応」「桜花賞の消耗度」
です。
この3点が無事クリアできれば、2冠を獲る確率は相当高いものと思われます。
ただ「何が起きるか分らないのが競馬」
荒れる事も充分視野に入れて予想していきたいと思います。
荒れるレース波乱診断
それでは、過去10年のオークスの傾向をデータを使って分析していきたいと思います。
オークス 3連単配当傾向

過去10年で3連単10万超えは3回。どちらかと言えば荒れにくい傾向のレースです。
オークス馬番・脚質傾向

◎馬番別3着内回数
・内枠(1番~6番) 12回
・中枠(7番~12番) 6回
・外枠(13番~18番) 12回
内、外の有利不利は無いと言って良いでしょう。
◎脚質別3着内回数
()内は通過順4コーナー時の位置
・逃げ(1) 1回
・先行(2~6) 12回
・差し(7~12)13回
・追込(13~18)4回
逃げ馬は苦戦。
先行・差し馬の活躍が目立ちます。
東京芝2400m3連単配当傾向
※フルゲート18頭で抽出しています。

3連単10万超している率は37.6%
平均配当は18万6千円
10万超え確率37.6%はまずまずの数値と言えます。
配当もほぼ平均数字と言えます。
東京芝2400m馬番傾向

内枠の馬の方が複勝率、複回値も高くなっています。
今の東京芝を考えたら、やはり内の馬重視の考えは必要です。
脚質傾向

大体のコースは逃げ馬の数値が高くなりますが、東京芝2400m戦に関しては、逃げ馬には厳しいデータです。
先行、差しの活躍が目立ちます。
まとめ
オークスおよび東京芝2400mの傾向を確認しました。
傾向を簡単にまとめますと
・過去10年で3連単10万超は3回
・オークスは内外の有利不利は無し。東京芝2400m内外の有利不利無し
・東京芝2400mは内有利
・逃げ馬は苦戦
有力馬考察
デアリングタクト
まずは前走の桜花賞を振り返ってみたいと思います。
桜花賞では、道悪の中1頭だけ次元の違う脚で優勝
「ダービー出走しても面白い存在」と思わせる内容でした。
その桜花賞のレースタイムについて分析します。
桜花賞は超がつくハイレベル戦
桜花賞は重馬場で行われましたが
桜花賞通過タイム
12.4-23.6-34.9-46.5-58.0-1.09.7-1.22.3-1.36.1(ハイペース)
前レースの大阪ハンブルグ芝1200m戦
大阪ハンブルグ通過タイム
12.4-23.0-34.2-45.8-57.6-1.09.9(ハイペース)
桜花賞前特に大粒の雨が降っていましたので、桜花賞時の馬場はもっと悪かったものと思われます。
にも関わらず、3勝クラスの古馬戦の芝1200m戦の結果タイムより、桜花賞の通過タイムの方が良いです。
大阪ハンブルグがスローの展開だったのなら、充分にあり得る話しですが、ハイペースでラスト1F垂れておりましたので、桜花賞のレベルは古馬の3勝クラスを裕に超えていたと考えて良いでしょう。
ただ、気になるのが「桜花賞の反動」です。
NHKマイルCに出走した、レシステンシアはレース前の最終&一週前追い切りで、相当軽めの調整を行っています。
※それでも2着に来る当たりは立派。
桜花賞が超のつく消耗戦だったので、デアリングタクトの調整が気になっておりましたが
一週前
栗CW良 81.5-65.8-51.4-38.0-11.9 馬なり
大変素軽い動きを見せており、桜花賞の疲れを全く感じさせない動きでした。
恐ろしい存在です。
デゼル
桜花賞組以外からの馬では、この馬が最上位の存在。
前走のスィートピーSでは、スローペースではありますが、上がり3F32.5秒の鬼脚を使って、2着に0.3秒差をつけて勝利。
走りっぷりから、まだまだ余裕がある走りで、能力の高さはG1級です。
デアリングタクトとの能力比較ですが、戦ってみない事には難しいですが、現時点でそこまで差は無いのではと思っております。
一週前の想定オッズ
デアリングタクト 1.8倍
デゼル 5.0倍
期待値的に、この配当ならデゼルの単勝を買います。
最後に、一週前時点で注目している馬を紹介します。
前走の桜花賞では、テレビで見ていても分るぐらい、道悪馬場で走りづらそうでした。
この馬のデビュー戦を何度見ても、もっと上に行ける器だと確信しています。
人気は急落していますが、東京の広いコースの方がレースはしやすいと思います。
能力を発揮したならば、勝ち負けも充分可能と見ています。