荒れ戦です。
今回は5月31日に行われる東京優駿日本ダービー2020の予想として
・荒れるレース波乱診断
・コントレイル、サリオスの考察
を行っていきたいと思います。
注目は何と言っても皐月賞の再戦コントレイルVSサリオス
皐月賞ではコントレイルに軍配が上がりましたが、
サリオスも2段ギアで粘って1/2馬身差と肉薄しました。
後ほどこの2頭については、詳しく考察していきたいと思います。
荒れるレース波乱診断
それでは、過去10年の日本ダービーの傾向をデータを使って分析していきたいと思います。
日本ダービー 3連単配当傾向

過去10年で3連単10万超えは5回。
2年前には285万馬券が飛び出しており、以外に荒れております。
日本ダービー馬番・脚質傾向

◎馬番別3着内回数
・内枠(1番~6番) 12回
・中枠(7番~12番) 12回
・外枠(13番~18番) 6回
内の馬が有利な傾向となっています。
◎脚質別3着内回数
()内は通過順4コーナー時の位置
・逃げ(1) 2回
・先行(2~6) 13回
・差し(7~12)12回
・追込(13~18)3回
逃げ馬は苦戦。
先行・差し馬の活躍が目立ちます。
東京芝2400m3連単配当傾向
※フルゲート18頭で抽出しています。

3連単10万超している率は37.6%
平均配当は18万6千円
10万超え確率37.6%はまずまずの数値と言えます。
配当もほぼ平均数字と言えます。
東京芝2400m馬番傾向

内枠の馬の方が複勝率、複回値も高くなっています。
今の東京芝を考えたら、やはり内の馬重視の考えは必要です。
脚質傾向

大体のコースは逃げ馬の数値が高くなりますが、東京芝2400m戦に関しては、逃げ馬には厳しいデータです。
先行、差しの活躍が目立ちます。
まとめ
日本ダービーおよび東京芝2400mの傾向を確認しました。
傾向を簡単にまとめますと
・過去10年で3連単10万超は5回
・ダービーは内の馬有利。東京芝2400mも内有利
・脚質傾向は逃げ馬と追い込み馬は苦戦
有力馬考察
コントレイル
まずは皐月賞を振り返って見ます。
自身の予想としてはコントレイルは1枠1番と言うことで包まれる心配があるため
先行してくるものと推測しておりましたが、後方からの競馬となりました。
3・4コーナーで外に持ち出し一気にポジションを上げ、直線ではサリオスとの一騎打ち
3着に3馬身以上の差をつけての決着となりました。
感想としては、コントレイルとサリオスの力が抜けていた事。
そして、結果的に後ろに下げた事が「功を奏した」と見ています。
※4コーナーで一気に加速をつけてサリオスの前に立てた事が、勝利に繋がったものと見ています。
舞台を東京コースに移しますが、東京コースは東京スポーツ杯2歳Sで、衝撃的な勝ち方をしたコースなので、人気を集めて当然ですが、気がかりは今の東京芝コース。
東京芝コースは、オークスの2着に来たウインマリリン、3着に来たウインマイティーいずれも内に入れ先行した馬です。
今の東京コースはその「ビクトリースポット」に入れる馬、立ち回りが上手い馬が好走する確率が高くなっています。
多分そのポジションはサリオスが取る確率が高いです。
コントレイルが後方待機の外差しを決めることが出来るのか、注目しています。
サリオス
皐月賞は好位での競馬で直線で先頭にたつが、大外からコントレイルが一気の追い込みで2着敗戦。
ただサリオスの力も存分に見せたレースで、力差は肉薄しています。
この馬の魅力は何と言っても、「2段ギア」です。
朝日杯FSを見たら分りやすいですが、直線入ってギアを入れ、更に200m付近でもう一段ギアを入れ突き放す。
相当の能力の持ち主だと見ています。
ダービーは距離不安の声がありますが、折り合いがつく馬なので、距離は全く心配していません。
コントレイルの所でも触れましたが、内目を狙える先行脚質なので、今の東京コースを最大限活かせる馬であることは間違いありません。
コントレイルを負かす可能性も充分有ると見ています。
最後に、一週前時点で注目している馬を紹介します。
今年の青葉賞オーソリティの勝ち時計2.23.0はスローペースで出しているタイムで、もっとペースが流れていれば、タイムは短縮できていたものと推測されます。
東京芝コースはまだ高速馬場の状態が続いておりますが
オークスの勝ちタイムはミドルペースで2.24.4と掛かりました。
※10RフリーウェイS芝1400m戦で1.19.7の好時計が出ていましたので、高速馬場であることは変わりなし。
別路線組からは、青葉賞組の馬が面白いと思っています。